この醜くも美しいエイのしがない戯言🦋

〜ぞばが儘にぞばを感じよ〜

魔法にかけられて2 感想

 

こんにちわんわん、友人知人にディズニーが好きだと言うと驚かれることが多い私ですわーわー

 

いやまあ子供の頃からディズニーリゾート行きまくってたんで好きになるのは至極当然なのですけれどね、そんな驚く? って感じの反応多いです

 

まあ普段話している内容が所謂「俺オタクだぜイエイイエイ」系のオタクではなく「あ、この人関わりたくねえ……」系のオタクなのが原因なのでしょうが

 

とは言うもののネットによくいる「ワンピースが好きだからオタク? 真のオタクとは〜以下略」とかそういうオタクという立場に謎の優越感を得ている人間ではありません、寧ろメジャーなものの方が私好きですしね、存外ミーハーです

 

自分語りは置いといて、今回は魔法にかけられて2の感想を書こうと思います

 

いやまさか魔法にかけられての続編が出るとはね……何年越しの続編よ?

 

とりあえず感想、書いていきましょう

 

あ、ネタバレ注意です

 

・映画全体として

 

めっちゃくっちゃ微妙です、マジで微妙

 

別に面白くないってわけじゃないし、寧ろめっちゃ面白いんだけどなんかこう微妙、と言う感じです

 

近いところで言えばジブリの借り暮らしのアリエッティに似ているでしょうか? 映画としては好きなんだけど分析すると微妙だな、と感じるアレ

 

というわけで何故この映画を微妙に感じたのか、なるべく簡潔に書いていきましょう

 

・突然変わる舞台設定

多分これが1番の原因というか、これが諸悪の根源と言いますか、いえ間違いなくこれが1番ダメな所でしょう

 

今回主人公たちは住む場所を変え新生活を始めるのですが、途中ジゼルが世界をおとぎの世界にして欲しいと願い、それが叶ってしまいます

 

新生活が始まってからジゼルと娘のモーガン、夫のロバートはまあ苦労するわけです

 

ジゼルと街の偉い立場にいるおばさん+思春期のモーガンとの関係、ロバートは通勤、モーガンは世間から見ればちょっとアレ(元々アニメのキャラなのでね)な母親と新しい学校での生活、それぞれ悩みがあるわけです

 

新生活が始まっての苦労、これが序盤に展開されるストーリーで普通だったらこのままどうやって新生活の色々な問題を解決するんだろう? と思いながら観ますが物語は急展開

 

ジゼルが願いを叶えたことにより、物語の舞台はおとぎの国へ、しかもジゼルと相棒(?)のリス以外は元いた世界の記憶を失います

 

つまり、序盤で作り上げられた舞台設定を突然、180度違う舞台に変えてしまうのです、なんですかこれは?

 

しかも映画の目的自体も新生活の悩みを解決→おとぎの国から世界を戻さなくては、に変わってします(そも序盤の目的が新生活の悩みを解決だったか? と言われるとちょっと考えますが多分そうだったと思います)

 

序盤に設定された目的である新生活の悩みを解決、それをガン無視しておとぎの国にレッツゴー、これはちょっとアレですね(まあジゼルが現実逃避を考えた結果、とも見れなくはありませんが)

 

今まで見ていた映画が突然別の映画に変わったかのような感覚、正直私にはついていけませんでしたね

 

ポジティブに考えれば1のジゼルと同様、突然世界が変わる感覚を体験できる、とも言えるでしょう

 

いや、もしかしたらこの展開には何かしらの皮肉が込められてるのかも……若干想像できますが確信は無いので書きません

 

ただまあ、おとぎの国に変わってからの展開は普通に面白いので、私のようにめんどくさいこと考えなきゃあ普通に気にせず楽しめるかもしれません

 

・やりたい事を無理に詰め込みすぎた感

もう1つ微妙に感じた点としては「この映画でやりたい事」を無理に詰め込んだ感があります

 

・世間一般に広まっているおとぎ話への皮肉

・ジゼルの向き合うおとぎ話とは違う現実

思春期の娘との付き合い方

現実世界の世間と、ジゼルが思い描く世界の違い(ママ友との付き合い方、とか)

・前作と同じくアニメの世界と現実の世界の混合

ティーンエイジャー(ていうか思春期)になったモーガンの心情と、現実を知り始めた子供に対してのおとぎ話の立場

・今までのディズニー作品リスペクトとそれへの皮肉(継母=絶対悪いやつ、とかその辺)

 

まあ大体こんなもんでしょうか、これらの要素をしっかりと映画に組み込めてはいますが、無理に詰め込みすぎたせいでどれも中途半端に扱ってしまった、そんな感じがします

 

だから前述した通り、物語の舞台設定が突然180度変わるような事態が起きてしまったのでしょう

 

まあでもあくまで私は微妙に感じただけで、取り扱っているテーマ自体は前作とそこまで変わらないのでそこまで気にすることでも無いかな、と思います

 

強いて言えばモーガンの使い方が若干下手くそでしたね

 

 

・安定と信頼のアランメンケン

ちょっと不満ばかり言ったので今度は褒めましょう

 

もはやディズニー作品には不可欠、世界最強のアランメンケンが今作も音楽を担当していますが、流石の一言ですね

 

特に「Badder」が良かったですね、ヴィランVSヴィランの曲って珍しいような気がします

 

煽り合いが最高でしたね! ヴィラン同士の

 

最近のディズニーのヴィランによくいる「え!? あんな良い人がヴィランだったの!?」というパターンで少し悲しい背景を持っているヴィランではなく「私こそが悪だ!」と堂々と悪を宣言するかのような古き良きヴィラン同士だったというのがマジで最高です

 

例えるならマレフィセント(実写じゃないやつ)VSアースラを見たかのような幸せな気分でしたね(歌詞に出てきたヴィランズはマレフィセントとクルエラだったけど)

 

物語の展開としても、ヴィランズ大好き人間としてはヴィランズVSヴィランズは大慶至極が如き悦楽、最高です

 

 

以上です、総評としては「ちょっと微妙に感じるところもあるけど、普通にめっちゃ面白いよ」って感じです

 

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